乾燥機で柔術着や柔道着は縮む?【正しい洗濯方法と乾かし方】を解説!
あなたは練習後の柔術着をどうしていますか?
練習に使ったら洗濯は当然ですが、正しい洗濯方法を知っているでしょうか。
私は洗濯乾燥機にポイっとして完了よ!
それも一つの方法だね
でも柔術着が縮んだり、傷んだりする可能性もあるよ。
え!?そうなの?
あなたも洗濯乾燥機にポイっとしていませんか?
この記事を見ているあなたは、道着の正しい洗濯方法に興味のある方だと思います。
道着の洗濯と言ったら簡単に聞こえますが、
正しい洗濯方法を知っていることと、知らずに適当に洗濯している人では、道着の寿命に大きな差が生まれます。
乾燥機もときには使うべきでしょうが、使っても良い道着もあれば、使ってはいけない道着もあります。
難しいことは何もありません。
必要なことは、「正しい洗濯を知っていること」です。
この記事では、
- 通常の洗濯方法から手洗いの方法
- 乾燥機の注意点
- 正しい干し方や保管方法
まで徹底的に解説します。
私もこの機会にしっかり勉強するね!
柔術着の洗濯方法を知ろう
まずは、基本的な洗濯方法について解説します。
一番に思いつく洗濯方法は洗濯機ですよね。
次に思いつく方法が、手洗いです。
どちらにも違ったメリットが存在しますので、順番に解説していきます。
- 手洗いは手間がかかるけど道着の寿命が延びる。
- 洗濯機は時間短縮のメリットがあるけど、注意すべきポイントが存在する。
手洗いでの洗濯方法
手洗いは手間がかかりますし、面倒だと思います。
ですから、手洗いすることのメリットから簡単に説明します。
布地の保護
- 手洗いは洗濯機に比べて布地に優しいです。
- 洗濯機は道着の布地に摩擦を与えるため、早く劣化させる可能性があります。
- しかし、手洗いは布地に対して優しく行動でき、摩擦を最小限に抑えることができます。
汚れの除去
- 手洗いは特に困難な汚れやシミに対して効果的です。
- 手洗いにより、汚れが付着している特定のエリアに焦点を当て、必要に応じて追加の洗剤を使用して汚れを効果的に除去することができます。
洗剤の使用量のコントロール
- 手洗いは洗剤の量をコントロールすることができます。
- これは柔道着の色や素材を保護するために重要であり、過剰な洗剤の使用を避けることができます。
縮みの予防
- 手洗いは洗濯機に比べて柔道着の縮みを防ぐ可能性が高いです。
- 冷水と優しい手洗いの方法は、道着の形状とサイズを保持する助けとなります。
長寿命
- 手洗いは洗濯機に比べて道着の寿命が延びます。
- 道着の布地を優しく扱うことで、劣化を遅らせ、良い状態を保つことができます。
繊細なケア
- 手洗いは繊細なケアを提供し、洗濯機が提供する以上の注意を払って柔道着を扱うことができます。
- これは、柔道着の重要な投資を保護し、尊重する方法となります。
これらのメリットにより、手洗いは道着のケアにおいて非常に効果的な方法です。
寿命を延ばし、清潔で快適な状態を保つ助けとなります。
手洗いの洗濯部分についての詳細な手順を説明します。
- まず、道着を少なくとも10分間冷水に浸けておくことで、汚れが浮きやすくなります。
- 洗剤を用意します。道着に優しい洗剤を選ぶことが重要であり、一般的にはミルドな洗剤がお勧めされています。
洗剤は中性洗剤や道着専用の洗剤がオススメです。
- 柔道着を水に浸け、洗剤を適量加えます
- 柔らかい毛先のブラシやスポンジを使用して、柔道着の表面を優しくこすり、汚れやシミを除去します。
- 特に汚れが目立つ部分や、シミがある部分に注意を払ってこすります。
- 柔道着を持ち上げては水を押し出し、再び水に浸けることを繰り返します。これにより、洗剤と汚れが柔道着から効果的に除去されます。
- 柔道着全体を優しく揉むことで、残りの汚れを除去し、洗剤を布地の中から効果的に取り除きます。
この洗濯手順は、道着を優しく洗うことを目的としています。
ブラシやスポンジを使って汚れをこすり取る際には、優しくすることが重要です。
また、洗剤の選択や洗剤の量にも注意を払い、道着の色や形状を保持することも大切ですよ。
私が手洗いする時は、流血などで汚れがひどい場合でした!
武道や格闘技では、仕方がないよね。
洗濯機を使った洗濯方法
次に、洗濯機を使った洗濯方法について解説します。
まずは、洗濯機を使った際のメリットから説明しますね。
時間の節約
- 洗濯機を使用することで、手洗いに比べて時間を大幅に節約できます。
- 洗濯機は自動で洗濯と脱水を行うため、他の活動に時間を割くことができます。
労力の節約
- 手洗いは物理的に労力を要する作業であり、特に重くて大きな道着を扱う場合はなおさらです。
- 洗濯機を使用することで、手間を省き、労力を節約できます。
一貫した清潔さ
- 洗濯機は一貫して高い洗浄効果を提供し、特定のサイクルと水温で洗濯することができます。
- これにより、道着を一貫して清潔に保つことができます。
複数の柔道着の同時洗濯
- 洗濯機を使用すると、一度に複数の柔道着を洗濯することが可能です。
- これは、特に多くの道着を持っている場合や、道場で道着を洗濯する必要がある場合に便利です。
効率的な脱水
- 洗濯機は効率的な脱水サイクルを提供し、手で脱水するよりも短時間で道着から余分な水分を取り除くことができます。
洗剤と水の適切な分配
- 最新の洗濯機は洗剤と水を適切に分配する機能を持っており、洗濯プロセスを最適化し、洗剤と水の節約にも寄与します。
しかし、洗濯機で柔道着を洗濯する際は、柔道着の素材や状態を考慮し、適切な洗濯設定を選択することが重要です。
洗濯頻度
学生さんの中には、練習に疲れて帰ってから、道着の洗濯を後回しにしている人はいませんか?
練習に使った道着は、その日に洗濯する!
これは基本中の基本ですね。
汗をたくさん吸っている道着を洗濯せずに放置していると、カビの原因になりますし、道着の寿命を短くする原因にもんまります。
洗濯機がエラー表示される場合
次に柔術着を洗濯していて、エラーが表示される原因を説明します。
柔術着や柔道着を洗濯機で洗濯しているとき、エラーが発生して、洗濯機が停止したことはないでしょうか。
私も道着と一緒に洗っていて、たびたび停止することがあります。
洗濯機が停止する原因を調べたところ、以下の原因が考えられました。
重さ
洗濯機は衣類を入れすぎたり、重すぎると停止するようになっています。
道着はごつい生地を使っていることや、水分を吸ってかなり重くなったりします。
ですから、一度に大量の洗濯物を洗濯すると、重さでエラーになる原因になります。
バランスの不一致
洗濯槽の片側に道着を固めて洗濯すると、ドラムのバランスが崩れてエラーになることがあります。
私の経験では、このパターンが一番多いと感じています。
特に、娘の柔術着と一緒に洗濯をしたときに、洗濯槽の中で道着が偏ってしまってエラーになります。
なので、洗濯機の中に道着を入れる際は、バランスよく配置することが重要です。
柔術着や柔道着に乾燥機は使っていい?
- 乾燥機をかけることで、乾燥時間の短縮につながるけど、道着は確実に痛む。
- 練習用の道着はガンガン使って、ガンガン練習しよう。
- ただし、防縮加工の施されていない道着だと、縮む可能性はある。
乾燥機を使う場合のデメリットや注意点
道着を乾燥機で乾かすことは通常推奨されていません。
これにはいくつかの理由があります。
道着はほとんどが綿で作られています。
ですから、高温の乾燥機は繊維を収縮させるため、結果的に道着が縮みます。
柔術は試合で利用できるサイズの規定が年々厳しくなっているため、注意する必要があります。
乾燥機の高温は、道着の繊維を劣化させ、寿命を短縮する可能性があります。
繊維が弱くなると、道着は練習中に裂けやすくなる可能性があります。
私は学生ときに乾燥機を毎日使っていたので、試合中に破けたこともあります。
特に、襟の部分が顕著に劣化します。
襟がフサフサになっている人は乾燥機が1つの原因なんだね。
繊維が劣化することで、色落ちの原因にもなります。
せっかくおしゃれな柔術着を使っていても、乾燥機が原因で色落ちしてしまったらもったいないですよね。
乾燥機を利用することで繊維が収縮しますので、全体の形状も変化してしまいます。
特に袖や裾が短くなります。
自分にピッタリなサイズを選んで購入しても、縮んでしまえば、意味がなくなってしまいますね。
代わりに、柔道着は風通しの良い、直射日光を避けた場所で自然に乾燥させることが推奨されています。
また、扇風機やサーキュレーターを使用して、乾燥を速めることも可能です。
乾燥機を使っても大丈夫な道着
乾燥機を使うデメリットを解説しましたが、
乾燥機を使いたい時はありますね?
道着の乾燥に乾燥機を使うことは推奨されていません。
しかし、急いで乾かしたいときもありますし、洗濯乾燥機を使って一気に洗濯を終わらせたいこともありますよね。
そんなときは、
- 防縮加工が施された道着
- 練習用の道着
であれば、乾燥機を利用してもいいと思います。
それぞれ、理由を順番します。
防縮加工の道着
最近の技術はとても優秀で、防縮加工された道着が販売されています。
防縮加工が施された柔術着は「プリシュランク」と呼ばれ、洗濯しても縮まない、または縮みにくいように設計されています。このプロセスは、柔術着の繊維を事前に収縮させ、洗濯後の縮みを最小限に抑えるものです。
これにより、洗濯機や乾燥機を使っても、ほとんど縮みません。
ですから、乾燥機は推奨されないものの、縮む心配が少ないため、必要なときは乾燥機を利用しても問題ないでしょう。
ディエゴの経験談
柔道着では、縮むことを前提に道着のサイズを購入します。
ですから、柔術着も縮むことを想定して少し大きめのサイズを購入しました。
いや…これはデカすぎでしょ!笑
内心では、
- 洗濯を数回すれば、ほどよいサイズになるだろう。
- それでも大きくても、乾燥機を使えば、適正サイズまで縮むだろう
と考えていました。
しかし、購入した柔術着を何度洗濯しても、何度乾燥機を使っても縮みませんでした。
そう!私が購入した柔術着には「防縮加工」が施されていたのです。
購入するときに、「防縮加工」という説明が書いてあったことも知っていましたが、「道着は縮むもの」だと当然のように考えていた私は、この防縮加工という説明を眉唾程度にしか考えていませんでした。
結果はまったく縮まりませんでした。
このように、縮む心配はありませんが、乾燥機により繊維が傷むことには間違いないので、バランスを考えながら利用すればいいでしょう。
練習用の道着
これは、すでに何着か道着を持たれている人に限定される話になります。
柔術や柔道を続けていると、少しずつ道着が増えてきますよね。
そうしたら、
- この道着は試合用
- こっちの道着は練習用
というように自然とわかれてきます。
柔術は年々柔術着の規定が厳しくなっているため、乾燥機を使って縮んでしまったり、パッチが外れそうになっていると、試合で利用できなくなってしまいます。
練習用の道着であれば、多少縮んでも問題ないですし、毎日の洗濯が簡単になります。
正しい干し方や保管方法
最後に、道着の正しい干し方と保管方法について説明します。
普通に干す以外に方法はあるの?
干す場所だったり、ハンガーにも種類があるんだよ。
風通しがよく、直射日光の当たらないところで干すのがベスト。
保管方法は、綺麗に畳んで引き出しにしまうべし。
風通しの良い場所で干す
柔道着は風通しの良い場所、特に屋外の影で干します。
これにより、自然な風で柔道着を効果的に乾燥させることができます。
直射日光を避ける
直射日光は色を褪せさせたり、繊維を劣化させたりする可能性があります。
ですから、直射日光の当たらない、日陰がベストです。
柄の長いハンガーに掛けて干す
普通のハンガーに掛けて干してもいいのですが、柄の長いハンガーを使うことで、より乾きやすくなります。
私は自作したハンガーも使っていますが、既製品を購入すると簡単に利用できます。
例えばAmazonで販売されている「折りたたみ式ハンガー」です。
元は普通サイズのハンガーですが、伸ばして利用できます。
伸ばすとこんな感じになります。
こんな商品もあるんだね。
柔道では、竹刀の一部を利用して柄の長いハンガーを作ったりするんだよ。
たたんで保管する
道着は、しっかりたたんで保管することで、しわや型崩れを防ぐことができます。
まとめ:正しい洗濯方法と乾かし方
今回は、道着の正しい洗濯方法や、乾燥機利用の有無、干し方などについて解説しました。
道着は、厳しい練習をともに行う、大切なパートナーです。
常に清潔で気持ちの良い状態を保ち練習に励みたいですね。
この記事で、誰かの役に立てたら嬉しく思います。
それではまた!